第1回 AROW
スマホゲームアプリコンテスト

位置情報と3Dリアルマップによるスマホゲーム開発プラットフォーム
AROWを用いたスマホゲームアプリコンテストを開催します。

3Dリアルマップを活用したこれまでにないゲーム体験を実現する
様々なゲームアイディアのご応募をお待ちしています。

AROWとは

3DデータとPOIデータを活用し、位置情報と組合せる事で
没入感のある新しいゲーム体験を実現する為の開発者支援ツールです。
AROWは以下のデータを提供すると共にUnityで編集可能となるSDKを提供します。

3Dリアルマップデータ

POIデータ

AROW オフィシャルサイトへ

AROWオープンテストバージョンは無料でご利用いただけます。
AROWオフィシャルサイトよりデペロッパー登録の上ご利用ください。

審査結果

最優秀賞

tree.io

「木を植える・刈る」放置位置ゲーム
Tree.io

企画概要

木の種を現在地に植えることができ、現実の時間と同期して大きな木に成長していく。
成長した木に実が成ることがあり、採集することができる。
実の効果で自分のステータスを向上させることができる。
他のプレイヤーが植えた木を刈ることができ、実を得られる。
誰よりも大きい木を育てる・相手が大切に育てた木を刈る・実で自分のステータスを向上させて強くなることが面白みのポイント。

審査委員からのコメント

内藤:

位置情報ゲームのライトユーザー層と、農園系の放置&育成系ゲームのユーザー層は重なりが大きいと思われるので相性が良さそうです。 リアルなユーザーの友達ネットワークを構築できるとロングランなゲームになっていけると思います。

佐藤:

「位置ゲーム」に、「放置ゲーム」、「箱庭ゲーム」、「宝探しゲーム」の複数の要素を付与しているアイディアに独自性があり、面白そうだと思いました。
上記の要素は主にライトゲーマー層に受け入れられやすいゲームジャンルです。ゲームとして仕上げられれば面白くなりそうだと思いました。
特に「位置ゲーム」に「宝探しゲーム」的要素を付与して、戦略性をもたせていることが面白くなりそうに思います。
ただし、この点は遊んでいるユーザの人数が多ければ多いほど面白い、少なければ少ないほどつまらない、というゲームになるので、そこを考慮する必要があります(MMO的ゲームのため)。

伊藤:

実らせる=放置ゲーム、の相性は良いと感じました。相手の実を刈れちゃうのはちょっと強引ですが、バランス次第ではいいのではないでしょうか。
普通に育てて普通に採取する、どうぶつの森的なゆるい遊びでも良い気もします。

下田:

木を育てる、実らせる、刈るという組み合わせで他者と競い合うという事が、なかなか積極的にプレイする、繰り返しプレイする、というモチベーションになかなか繋がりづらいかなと思いました。 スマホの妖怪ウォッチワールドに木を育ててそこに妖怪が、訪問が、というゲーム内要素がありましたが、あまりおもしろい要素ではなかったかなと思います。 昨今のトレンド、という点では、いろんな土地を訪問して植えて…放置しておくと何かが得られる。放置しておいた時に何が得られると面白い?的な観点から考えてみるのも良かったのでは?と思いました。
また、実際にゲーム化が承認されるかどうかというところでは、いったん客観視して面白くプレイしている姿が想像できるかどうか?
さらには、大手資本で事業化できるか否かという点では、1ヶ月後、数ヶ月後に、お客さんが継続して楽しんでもらえているかどうか、そういう点も想像してゲームが練られているかも考えられていると、より現実味を持った提案を作れるかなと思います。ぜひ考えてみてください。

優秀賞

ご当地すごろくボスバトル

ボスキャラを街のみんなで倒す共闘バトル!!
ご当地すごろくボスバトル

企画概要
  • マップデータ内に存在する任意のランドマークに敵キャラクターが出現
  • マップデータを参照してすごろくマップを展開
  • ターン制でサイコロを振って移動し、すごろくマップ上を徘徊する雑魚NPCを避けつつ、パワーアップアイテムなどを回収してボスキャラの位置まで移動し攻撃
  • 攻撃後、ボスキャラのカウンターでダメージを受け、マップ内のどこかへ飛ばされる
  • プレイヤーかボスキャラのHPが力尽きるまで
  • 3〜4を繰り返す

    審査委員からのコメント

    内藤:

    位置情報ゲームとすごろくはゲーム性として相性が良さそうです。 実現性の視点ではマス目をうまく配置できそうかというあたりが課題でしょうか。
    また倒したくなるボスという視点でIPものにした方が相性がいいなと思います。

    佐藤:

    位置情報を元に、毎回異なるすごろくマップを呼び出す、というアイディアは面白いと思いました。
    また、位置ゲームの課題である、常に位置情報リアルタイム同期のハードルの解消のアプローチしている点も面白いと思いました。
    ただし、そのアイディアだとプレイ中のマップと現実の位置情報がリンクしないため、「AROW活用」がどうしても弱くなってしまうと思いました=おもしろさへの課題でもあると思います。
    「現実世界での実益も伴う」というアイディアはリアルと連動した位置ゲームではとても良いと思う一方で、実現性が課題になると感じました。つまり、実益がなくてもゲームを遊ぶ理由=「おもしろいのか」という点が課題になると感じます。
    ユーザが新しいゲームを遊ぶには「理由付け」が必要です。その理由を実現にハードルがある実益にしてしまうのが良いのか、気になりました。

    伊藤:

    まさにスゴロクのマス目を作る自動生成がキモとなると思います。その点をしっかり図等で説明していただければ方がより良い企画になりそうだと思います。
    過疎地区でプレイすると移動させられるのも、もう少し地方ならではの良い点があったら良かったかも知れません。

    下田:

    AROWを活用して実際の地理情報でスゴロクができるのは、おもしろそうでぜひプレイしてみたいと思いました。 とはいえ、地理データとスゴロクというところで、移動要素がスゴロクやゲーム内容にさらに良い効果をもたらせるような要素がもっと出てくるとさらに良くなるかなと思いました。この辺が活かされていると、外に出る・移動するというモチベーションが湧きやすくなり、実際のプロジェクト化等も検討してもらえる可能性が出てくるのかなと思います。
    自身で所謂位置ゲーをプレイされてもどかしいと思われた部分に対するご自身なりの解をシステム化されているものと思われ、きちんと研究された上での対策として入っているところに好感が持てます。
    また、AROWの活用という点では、高さ情報や実際の地形情報等をゲームに活かす方法はまだ考えうると思われ、もう少しそこを考えてみても良かったのかなと思います。また、訪れた場所をストックできるシステムは良いですね。

    募集内容

    AROWを活用したスマートフォンゲームアプリアイディアを募集します

    エントリー受付期間

    2019年10月23日〜2020年2月14日(金)

    作品応募受付期間

    2019年11月1日〜2020年2月18日(火)

    審査プロセス

    エントリーフォームより必要事項を記載の上、エントリーをお願いします。

    作品の投稿方法についてはエントリー後、ご連絡いたします。 1次審査では企画書(提出必須)および、デモ動画(提出任意)を投稿いただきます。

    新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、
    最終審査発表会は中止とし、
    ご提出頂いた企画書及びデモ動画にて審査委員会にて
    審査を行い最終審査結果を決定させていただきます。

    第一次審査を通過した作品によるプレゼンテーション審査(デモは任意)
    当日のプレゼンテーションに基づき審査を行い、最終審査結果を発表いたします。

    審査基準

    AROW活用

    AROWの特徴である3DリアルマップとPOIデータを有効活用しゲームを構成しているかを評価します

    独自性

    これまでにないゲーム体験や、創意工夫が見られるか評価します

    おもしろさ

    ゲームとしてのおもしろさ、キャッチーさ、中毒性などを評価します

    実現性

    実際のゲームとして実装イメージができるかどうかといった実現性を評価します

    審査員

    200px200px

    株式会社ドリコム 代表取締役社長
    内藤裕紀

    1978年東京都生まれ。 京都大学在学中の2001年にドリコムを設立。ブログサービス事業で業績を大きく伸ばし、2006年に東証マザーズ上場を果たす。現在は、主に国内外に向けたゲーム事業を主軸に事業を展開。「with entertainment=人々の期待を超えること」を会社の存在意義として掲げ、競争力の高いサービスや、新規性の高いサービスを産み続けている。

    200px200px

    株式会社MOTTO 代表取締役
    佐藤基

    1984年生まれ。2011年株式会社ディー・エヌ・エーに入社。入社後は一貫してモバイルビジネスのマーケティングを担当。2018年に独立し、株式会社MOTTOを設立。主にモバイルゲームやアプリのマーケティング戦略の立案と実行を支援。これまでにマーケティングとして関わったタイトルは「逆転オセロニア」など、約100タイトルを超える。

    おなかソフト 代表取締役
    伊藤周

    株式会社セガでプログラマとしてアーケードゲームやモバイルゲームを開発。その後ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの立ち上げに参画し、エバンジェリストとしてUnityを広める活動に従事。2018年1月に独立し「おなかソフト」を起業。「Unityコンサルタンティング」「VRゲーム開発」「ドローンゲーム開発」「貧困の解消を目的としたUnity教育」といった事業を展開中。

    200px200px

    アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
    Amazon Game Services & Studios
    Japan Engineering Manager
    下田純也

    ゲームの開発現場で10年ほど開発のリーダー等をしていましたが、ここ15年ほどは最前線の開発者の開発を後押しする仕事に従事しております。現在はアマゾンのゲーム関連サービスをまとめたブランド「Amazon Game Tech」のゲームに特化したサービスの技術支援や普及活動を行っています。

    表彰

    最優秀賞

    賞金10万円

    副賞

    リリース後のプロモーション支援(50万円)
    サーバー費用支援(月最大10万円を最大1年間)
    ※コンテスト後3ヶ月以内にアプリリリースした場合など諸条件あり

    優秀賞

    賞金5万円

    上記の他、ユニーク賞、ベストエンジニアリング賞、ドリコム賞、AROW賞等を表彰予定。

    募集要項

    応募の主体

    • 個人・法人・任意のグループのいずれでも構いません。
    • 1個人(団体)につき、1作品までとします。重複応募、ご本人様以外からの応募、または他人名義での応募と当社が判断した場合、すべての応募を無効とさせていただきます。
    • 個人で応募した上で、他の団体にも所属する、あるいは個人が複数の団体に所属することはできません。
    • 反社会的勢力に所属または関与している方の応募は無効とさせていただきます。
    • 未成年の方は必ず保護者の同意の上応募してください。本コンテストに応募いただいている時点で、保護者の同意を得ているものといたします。
    • 海外からの応募も可能ですが、現在AROWで提供しているマップデータは日本のみとなることをご理解いただいた上、企画資料および最終審査会でのプレゼンテーションは日本語でお願いいたします。

    応募条件

    • AROWを活用したスマートフォンゲームアプリアイディアを募集します。
    • 応募主体のメンバーのうち1名以上がAROWにディベロッパー登録していることが条件となります。
    • すでにリリース済の作品や、他のコンテストに応募している作品でも問題ありません。
    • 著作権等の観点で利用を認められている素材の使用は問題ありませんが、作品としてはオリジナルのものである必要があります。
    • 他者の知的財産権等を侵害していると当社が判断した場合、応募は無効となります。

    応募方法

    • 参加エントリー後、応募作品の投稿方法についてご案内いたします。
    • 本コンテストに関する連絡は、メールによって行います。メールアドレスの変更等がある場合は、当社まで必ずご連絡ください。連絡を受け取れなかったことによる損害について当社は一切責任を負いません。
    • 1次審査では、企画書(提出必須)および、デモ動画(提出任意)にて作品を評価いたします。
    • 最終審査では実際にプレゼンテーションを行っていただきます。
    • 最終審査は東京目黒での実施を予定しています。遠隔地の場合はビデオチャットでのプレゼンテーション実施を調整させていただきます。いずれの方法でも参加できない場合は、辞退となります。

    最優秀賞の副賞について

    • 最優秀賞作品については、受賞から3ヶ月以内にApp StoreおよびGoogle Playにアプリをリリースした場合に以下の費用を株式会社ドリコムが負担します。
      • 50万円までの広告費用
      • 月最大10万円までのサーバー費用をリリースから1年間

    留意事項

    • 災害その他不可抗力または当社都合により、本コンテストの募集要項および実施内容が変更、または本コンテストの開催が中止となる可能性があります。当該変更または中止によって生じた損害に関して当社は一切の責任を負いません。
    • 応募作品の著作権等の知的財産権は当該作品の応募者(団体)に帰属します。
    • 以下のような作品は応募いただけません。
      • 他者の知的財産権を侵害する作品。
      • 公序良俗に反する作品。
      • AROWの規約に反する作品。
    • 応募作品に関して、著作権等に関して問題が発生した場合は、応募者の責任で対応し、当社に一切迷惑をかけないものとします。
    • 応募の際に記載された個人情報は、本コンテストに関連した目的の範囲において使用いたします。
    • 応募の際にご提出いただいた作品に関する企画資料・動画資料等はAROWのプロモーション活動で使用させていただく場合がございます。当該目的の範囲において、当社が本コンテストの応募作品、企画資料、動画資料等を無償で使用(複製、翻案、または公衆送信する権利を含みます。)することを、応募者は予め認めるものとします。
    • 本コンテストへの参加に要する一切の費用は、応募者の負担となります。
    • 審査内容の詳細は公表いたしません。

    主催

    • 株式会社ドリコム AROWプロジェクトチーム

    FAQ

    • 学生の応募は可能ですか?
    • 可能です。ぜひご応募ください。
    • すでにリリース済のスマートフォンゲームアプリでも応募可能ですか?
    • すでにリリース済であってもAROWを活用されており、AROW SDKを適切に実装いただいているアプリであれば、応募可能です。
    • Unity Asset Storeの素材をゲーム開発に使用しても問題ありませんか?
    • 使用する素材に付随する規定を守り、著作権等を侵害しない限り、自由にご利用いただいて問題ありません。
    • 応募した作品の著作権はどうなりますか?
    • 応募作品の著作権等の知的財産は当該作品の応募者(団体)に帰属します。
    • 第1次審査で投稿する動画において、ゲームアプリは完成した状態でなければならないでしょうか?
    • 第1次審査での動画提出は任意とさせていただきました。ゲームアプリは本コンテストにおいて完成している必要はありません。第1次審査では企画書提出が必須となっておりますので、企画書を元に評価させていただきます。任意で動画を提出していただいた場合にはプラスアルファとして評価させていただきます。
    • ゲームアプリはいつまでに開発すればよいでしょうか?
    • 最終審査会においてプレゼンテーションを実施していただきますが、この際にもゲームのデモを必須とはいたしません。最優秀賞の副賞を獲得するためには一定の条件・期限を満たした上でゲームをリリースしていただく必要があります。
    • 最終審査会でのプレゼンテーションで使用するPC等の機材は自分で用意する必要がありますか?
    • はい、ご自身で準備をお願いいたします。会場にて用意されているコネクタ等については別途ご連絡させていただきます。
    • 最優秀賞を獲得し、マーケティング支援やサーバー支援を受ける場合、最終審査会でプレゼンしたゲームアプリをそのままリリースする必要がありますか?
    • いいえ、リリースまでに必要なブラッシュアップを行うための期間として、3ヶ月程度を見ていますので、リリースに向けて改修を行っていただいた上で、リリースしていただくことになります。

    FAQで解決しない質問、お問い合わせは以下ページ右下の「サポート」よりお問い合わせください

    AROW Support